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ブルームーン

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ここでは小米雪の普段の生活で気になるお話をエッセイ形式で書き記していきますw
No  454

2枚のワンピース

うちの姉は現在、所謂『結婚適齢期』というやつである。
母親にとってはがっかりなことに――父親にとっては朗報であるが――姉が結婚する雰囲気は一ミリもない。
私には目指しているものがあって、昔から自分は仕事をしっかりと出来る自立した女性になりたかった。
これとは逆に、姉が目指すものは、仕事をバリバリするというよりはどちらかというと子供を産み育てる家庭重視な女性になりたかったようだ。
今現在お互いの立ち位置を見た時にふっと笑みがこぼれる。
結婚適齢期の姉は仕事をバリバリとやる所謂キャリアウーマンになっており、まだまだ遊び盛りの自分は一年ほど前にある方のプロポーズ(そこまで大したものではないのだが……)をお断りさせていただいていた。
そんな現状を考えた時に、ふと昔を思い出した。
雪と姉がお互いにまだ幼かった頃の2枚の洋服のお話だ。
その日、年上の姉にはパリッとした格好のいいワンピースを、年下の雪にはふわっとした可愛いワンピースを、祖母が選んで買ってくれた。
雪は姉のワンピースが着てみたくて、目一杯の背伸びをした。
姉は雪のワンピースが着てみたくて、成長した身体には入らない服に手を通した。
お互いにお互いを羨ましく思い、自分にはないものを強請った。
思い返せば、お互いの人生はいつもこのワンピースのようだった。
雪がやりたいことは姉にとって簡単で、姉がやりたいことは雪にとってもさほど難しくないものだった。
入れ替われたらいいのに。
自分の心の中で何度かそう思ったことがある。
唯、入れ替えたところで、あの頃のワンピースと一緒で、きっとブカブカで袖も丈も余ってしまうのだろう。
結局はもう一度自分の服に袖を通す羽目になるのだ。
少し前(?)、トリノオリンピックで荒川静香選手が金メダルを取った時、あるインタビューでこんなことを言っていた。
『私は私が好きな服ではなく、似合う服を着たいです』
ユニフォームの話ではあるのだが、まさにその通りなのかもしれない。
好きなものよりも似合うものを見つけた方が幸せになれるのかも知れないし、人生そういうものなのかもしれない。
……だが、それに気づいた今でも、私はこっそりと姉を羨む。
無いものねだり、人生は貪欲に生きるからこそ面白い。


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No  453

夢とリアル

tiisanaomoi32.jpg 

愛しい人には夢があります
かく言う私にも夢があります
さてさて 哀しいのはこの夢全く交わることを知りません
どこまで行っても平行線です

もし あなたの夢が叶ったら 私は置いていかれるのでしょうか
もし 私の夢が叶ったら あなたを置いていくのでしょうか
分からない 分からないけど多分そうでしょう

いつか離れる時が来るのでしょうか
隣にいるあなたを見ながらふと思います
だって この夢を手放すことは不可能でしょう
それぐらいにこれは甘美で魅力的です

「去年の今頃はまだ知りあってなかったね」
あなたが楽しそうに言いました
「去年の君より今の君の方がずっと好き」
あなたが面白そうに言いました
あぁ 実に難解です

夢は時間とともにリアルへと近づきます
あなたへの気持ちは時間とともに増加傾向にあるようです
どちらも魅惑的なものだけに手放せる気がいたしません
だったら答えは後一つ

「ねぇ、お金貯めるからさ。いつか、一緒にカフェでもやろっか?」
夢と夢の交わらない平行線を リアルな未来で捻じ曲げてでも交わらせて見せましょう
あなたの夢と私の夢 お互いに100%ではないけれど……
ほんの少しあなたのその未来 私に譲っていただけませんか?
その代わり私のこの未来 少しあなたに差し上げますから。。。


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No  452

初体験

入試の勉強が本格的になる前、昔の先輩に頼まれあるお仕事をお手伝いしました。それが、性教育に関する冊子の作成の資料収集だったのですが、色んな資料(主に産婦人科関係)を見ていて思うものがありました。
そんなところから突発的に書いた小説が出てきたのでとりあえずUPします^^;
お暇があれば目を通していただけるとありがたいです。

『初体験』

「初体験?」

「そっ初体験。覚えてる?」

 友人の突然の問い掛けに少し驚いた。アルコールが入っているとはいえ、公の場で下ネタを展開させたことは、今までに覚えがなかったのだ。

「それ以前に、聞いてどうするの?」

 とりあえず、問いに問いで返す。議論の原則からは外れているだろう。

「んー姪がね」

「あーお姉さんの娘さんだっけ?」
……そう、その娘に聞かれたの。何時だったって」

 友人はそう言いながら苦笑いをする。私の頭の中に、彼女が答えに困っている光景がありありと浮かんだ。
「で、なんて答えたの?」
 私はここぞとばかりに問い
掛けた。彼女のこんな顔は滅多に見られないのだ。

「忘れたって」

「へっ?」

「いや、だからそんな昔のこと忘れたよって」

 友人はそう言うと引き攣った笑みのままアルコールに口を付けた。

「煮え切らない顔ね。そしたらなんて?」

「忘れるほど経験あるんだー凄いって」

 そこまで聞いて成る程と納得した。耳年増な女子高生にも困ったものだ。

「ねっ、本当は何時?」

 私は何となく好奇心から尋ねる。上司の愚痴や仕事の話は散々してきたけど、この友人から恋愛話を聞いたことがなかった。

「あなたは? 言わないなら教えない。フェアじゃないもの」

 笑いながらかわされる。

「それでね、その娘が言うの。私まだなの、遅いよねって。まだ高二よ?」

 いい感じにアルコールが回っているのか、彼女の口数はいつもより多い。

「まぁ、でも高校生ってそんな時期かもね。早く大人になりたいっていうか」

 私は彼女に烏龍茶を渡しながら言った。アルコールはストップだ。

「そんなの! 早くに済ませたって大人になってから後悔しか残らないわよ! 自分の無知さと浅はかさが分かるだけ……

 妙にきつい口調はアルコールだけのせいではないようだ。

「まぁ、医学も色んな技術も進んでるから、避妊すればいいっていう認識なんじゃない?」

「だからって……

 友人はそう言うと黙り込んだ。

「驚いた。意外に堅いんだ? なんかサバサバしてるから、男関係もサバサバしてるのかと思ってた」

「昔は、サバサバ……というより馬鹿だった。だから、今は駄目。負い目があるもの」

「負い目?」

 彼女の言葉を聞き返すが、欲しい返事は得られそうに無かった。お互い35に手が届きそうな年齢である。結婚のニ文字を考えると、確かに少しは負い目になるかも知れないが、見た目はまだまだ若い。ただ、彼女の言葉には、年齢を重ねないと言えない何かが含まれている気がした。

「まだ若いわよ」

 とりあえず思い付く言葉で慰める。

……歳のことじゃ無いわよ」

 きょとんとした後、笑いながらそう返される。

「じゃあ、何?」

 私の問いに、友人はある一言を呟くと、

「なんか飲み過ぎたみたい。先帰るね」

 と言って五千円札を置いて立ち上がった。

 私は暫くポカンとしていたが、やがて言葉の意味がわかると、酔いは一気に醒めてしまった。

 ふと気がつくと、友人の姿はもう見えない。辺りを見回すと、いつも通りそこは煩い居酒屋だった。

 唯、私の頭の中には先程の言葉が反芻されていた。

 

――初体験を焦ってる辺り、親子って似ちゃうのかな……

 

 取り合えず、一番度数のきついお酒を。

 今日ばかりは記憶が飛ぶことを祈って。

 


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No  451

嬉しいご報告が出来ました。

最近、やっとこさ更新が少しずつですが出来るようになりました^^
もうすぐ、本格的な研究も始まりますし、卒業に向けてまた少し忙しくなるので、定期更新は望めませんが……
せめて、広告(一か月放置の時に出るやつです^^;)が出ない程度に更新出来たらと思っております。
長いお付き合いをお願いします179

さて、少しだけご報告を189
私事ですが(自分じゃない人のこと報告しても意味ないですね^^;)、本命大学の大学院になんとか合格をいただきました〜 267
とりあえず、ついていけるか分かりませんが、少しだけ夢に向かって前進できたかなぁーと思っております。

『凄い人になれなくてもいい、誰かの記憶に残る人になりたい』
そんなことを思って始めた受験でしたが、いきたい大学に行けて本当に嬉しいです。

これからの2年間は勝負の年ですが、少しでもなりたい自分になれるように、毎日を過ごせたらと思います。

小米雪


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No  450

授かり婚

manga15.jpg

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