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ブルームーン 2007年09月23日
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ブルームーン

ここでは小米雪の普段の生活で気になるお話をエッセイ形式で書き記していきますw
No  3

人の仮面のあり方2

さて、先程の続きである。
睡魔が襲ってこないこの夜にひっそりと書いてみようかと思う。
読んでない! 読みたい! っと言って下さる奇特な、もといありがたいお客様はこちらをどうぞ。


例にも出したように、美容師と客の関係でされるそこまで親しくないもの同士で被る仮面ならばまだいい。
ほんの一時だけ被ればいい仮面ならば、それは自然であり、むしろ人として無意味な争いごとを起こさぬ様、積極的に被る努力だってするつもりだ。例えそれに嫌気が誘おうとも。
だが、本当に辛い仮面は親しい人に対して被る仮面である。
この仮面は辛く、悲しいにも関わらずほとんどの人が無意識に被ってしまっているから厄介だ。
最近、ある失恋を経験した。
とある少年に対してだ。少年と私との距離感は微妙なものであった。
メディアで面白く取り上げられるような言い方をするならば、友達以上恋人未満というやつである。
失恋の原因を探れば、自分にあることはありありと目に見えていたし、失恋といっても皆様が頭に浮かべるような辛いものでもないのである。
唯、私が少年から離れるきっかけを簡潔に話すのならば、その少年に彼女が出来た、ということである。
私は、私を心配してくれる少年に対して、完璧なまでの愛想笑いを浮かべて見せた。
いや、私は少年の前では自分の心すら偽り、強固な仮面を被ることで自分を守って見せたのだ。
唯、辛いのは私も少年もその仮面を被っている私に気が付いているということである。
気が付いていて、あえて気付かないふりをして見せるのだ。お互いに。
こんな時の仮面ほど辛いものはない。周りの空気で被らされている仮面とは違って、これは自分の意思で取れぬように強く、強く押さえつけているのだ。
一見、親しい人ほど素の自分を見せていると思いがちなのだが、親しい人の方が見せてはいけない小さな秘密や嘘が多いような気がする。
親しいから、嫌われたくないから……こんな理由で相手や周りや自分さえも騙している。
親や友達との会話でもそれは多く存在する。
自分はこうであるべきだ。
そう考えることで、こうであろうとする。
「私はこう思ってるの」
なんて思ってもいないことをあたかも自分の本心のように言っていたりする。
こうすることで、私は追い詰められ、自らを破滅へと導いていったりするのだ。
何でこんな自虐的なことをしなければならないのか、たまに考えて見たりする。
そして、導き出される答えはいつも一つである。
私は嫌われたくないのだ。
親しい友達や親やその少年に嫌われたくないのだ。
多分、私が本心を出すことで離れていく人はいないだろう。だが、あくまでそれは「もしも」の話であって、実際の出来事ではないのだ。
実際にどうなるかが100パーセント分かっていないのに、大事なものを失うかも知れない賭けにでるのか。答えは否。
確かにその賭けに勝ってしまえば、今よりももっと素敵なものになれるのだろう。
でも、そんなことをするだけの根性も精神も持ち合わせていない。
だから私は仮面をつけるのだ。
例えその仮面の下で本当の私が涙を流そうとも。
これが私が思う仮面のあり方なのだから。


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