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ブルームーン 2009年12月
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ブルームーン

ここでは小米雪の普段の生活で気になるお話をエッセイ形式で書き記していきますw
No  456

炬燵と猫

人のストレスを解くためには3つのPが必要であるという。
『Person』・『Plant』・『Pet』
冬場になって、炬燵を出して、炬燵の上にはみかんも置いて、冬の醍醐味を味わっている。
観葉植物は世話が簡単なものだけ窓の横にこっそりと。
世話はほとんどしないくせに空気が綺麗になることを期待してみたりする。
人にもペットにも植物にも触れ合っているのに、自分のストレスはどこか減らなくて、卒業研究は思うように進まない。
イライラは進むばかりで、何だかやる気は出なくて、これが噂に聞く冬季うつ病なのかと考えてみたりする。
「なぁ、なぁって!」
ボーっとして話を聞いていなかったらしく、隣にいた彼が少し怒ったような声で私を呼ぶ。
こちらはこちらで受験やバイトと忙しいお方である。ストレスは増えこそすれ、減ることはめったにない。
目線だけで話を聞いているとアピールをすると、それに満足したのか、彼が話の続きを始めた。
「大変だね」
と他人事のように返事をすると、諦めたのか、軽くため息をもらった。
炬燵でゴロゴロとする私を見ながらクリスマスの話や、一緒に食べたい鍋の話をしてくれる。
楽しそうだし、おいしそうだが、炬燵の魅力には負けている。この箱は全てのやる気をそいでくれるのだ。
テーブルの上に置きっぱなしだったみかんの皮はいつの間にかゴミ箱へ。捨ててくれたようだ、相変わらずありがたいお方である。
人恋しくて、隣に座る彼に身を寄せると、不意に自分の喉元に手がやってきた。
何だ? と思い、いぶかしげな顔で見ると、いたずらっ子のような顔をしながら、
「ん? 撫ぜてほしいのかと思って」
と言いながら私の喉を猫でも触るように撫ぜた。
とりあえず、目を細めて、彼の膝に抱きつく。うん、寝心地は中々だ。
炬燵と膝の気持ちよさに喉でもゴロゴロなりそうだ。
「あー……」
彼が面白そうに声を出すので、
「ん?」
と返事をすると、
「あぁ。癒されるなぁーと思って」
と笑いながら言われる。
「こんな猫欲しいわ」
再び彼の手は私の喉に。
「んー……君にならそれもいいかもね」
相変わらず寝ころびながらそう返事をすると、照れたのか顔を赤める。その顔にこちらも頬が緩む。
なるほど。癒されるはずだ。だってこの場は3つのPがそろっている。
人と、植物と……ペット。
どちらがどちらのペットかは考えものだが。


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