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ブルームーン 2010年06月
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ブルームーン

ここでは小米雪の普段の生活で気になるお話をエッセイ形式で書き記していきますw
No  461

君はパパの子2

気がつけば一カ月以上たってました^^; 意外に大学院って忙しくて。。。って当たり前か
この記事は「君はパパの子」の続きになります。

手の綺麗な人が好き。そういう男性の話を聞くと、今でも少し寂しくなる。
世の中には『因果応報』という言葉がある。日本の風土にとてもあっている言葉である気がする。
「天は人の上に人を作らず」かの有名人もこう述べたように、人は平等であるべきだと頭の中で皆思っているのかも知れない。
その上で、自分のしたことが自分に返ってくる。
だとしたら、自分の手は何の因果でこうなったのだろう。
未だこの質問に答えが出たことは一度もない。
遺伝子というものは雪が大学四年間で学んできたものである。
凄く簡単に説明すれば以下の通りである。

生き物が生きていくためには色んなものが必要である。身体を作るための説明書であり、作った身体を維持するための道具であり、とにかく色んなものである。そのいろんなものは細胞という箱の中に入っている。
小さな小さな細胞は沢山集まって生き物を作っている。
細胞の中には核と呼ばれる一番重要なものが入っている容器がある。これが生き物を作る説明書を入れた容器である。
説明書を読むためにはこのなかからDNAと呼ばれる暗号を取り出し、惑わすための不必要な情報や良く分からない部位を取り除かなければいけない(暗号解読)。そして取り除かれたもの(解読されたもの)が遺伝子である。
(簡単にしすぎているので、専門知識が知りたい方はネットなり本なりで調べてください^^;)

とにかく、ここで言いたいのは遺伝子は人間の説明書であるということである。
雪の手の場合、父親がこの不可思議な手を作る説明書を持っていて、雪が生まれてくる時に雪の手はその説明書を基に作られたということである。
すなわち、何の因果があるのかと問うてみたところで、それは自分が父の娘であることでしかないのだった。
母が父と結婚しなければ、父の娘でなければ、その遺伝子を受け継がなければ……そう考えてみたところで、何の意味もないことで、結局それらすべてが成立しなければ、自分という証明は整わないのだった。
何度か考えたことがある。
もし自分の手がこの手ではなかったら……
断言できる。今の雪はいないだろう。
いじめっ子に言い返す必要もなく、ガキ大将を回し蹴りする必要もなく、医学や科学に興味を持つ必要もなかった。
大好きな数字を見ながら、数学の美しい証明の世界に浸ってられたかもしれないし、読書にもっとはまって文学の道を進んでいたかもしれない。
現在の医学の限界を知る必要もなかったし、難病で苦しむ人たちを見る必要だってなかった。
精神的に辛い場所に立って、人から見えない位置で涙を流す意味さえなかっただろう。
それでも、たったひとりの人が自分のことを好きだと言ってくれるから、どんなに辛い立場ですらそれでいいと思えるのだ。
いい訳があるから人生を楽しめない。だったらそのいい訳をきちんとした知識に変えてやろう。
自分のような人が一人でも人生を楽しめるように。
遺伝という逃れられない鎖があるのなら、せめて繋がれた先が幸せへと続くように。
私が父親の娘であると誇れるように。
父が私を娘であると誇れるように。

君はパパの子・完
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