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ブルームーン 2010年09月
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ブルームーン

ここでは小米雪の普段の生活で気になるお話をエッセイ形式で書き記していきますw
No  467

なりたくないもの?

昔から気が強かった自分。
大した恋愛経験もないくせに、言うことばかりは一人前で中学生の時にこんなことを口にした。
「絶対にその男の好みに染まるような女にならない!」
今でもその意思は健在で、髪型とか服装とか、そんなもの個人で選んで好きなものを着ればいいと思うし、「こういう女が好き」と好きな男性が言ったところで染まってやる気はさらさらない。
むしろ、「好みのタイプは彼女です」と言ってもらえるくらい自分自身が魅力的になれたらと思う。
唯、最近ふと思う。
見慣れた本棚。MP3のプレイヤー。鞄につってるぬいぐるみ。携帯電話のストラップ。
恋人と出会ってからの2年間で、生活のほんの小さな場所が少しずつ侵略されているようだ。
少し悔しいが、全てのものを自分で気に入って取り入れてしまっているので、いまさら省きようがない。
そんな時、彼からの一通のメール。
「この間の本買っちゃった」
それは、私が昔からのお気に入りで新刊が出るたびに本屋さんに買いに行くような本だった。
ふっと噴き出す。
侵略してるのはお互い様か。
『恋愛は領地の取り合い』
どこかでそんなことを聞いたことがある。
だったらいっそ友好条約でも結んだ方が有意義だ。
彼の好みにそろえてやる気は全くない。
髪型だってボブが好きだと言われても、私はロングかショートカット。
シンプルな服装が好きだって? そんなのつまらない。若いうちしか着れないようなミニスカートだってはいてやる。
それでも……本棚の本。プレイヤーの音楽。お気に入りのぬいぐるみ。もらいもののストラップ。
それくらいは染まってやるか。
それもそれなりに楽しいのだから。

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No  466

答えは何?

kobanasi2.jpg

彼女は言いました。
「学校に行ってどうするの? 何になるの?」
「ある種の目的があって、なりたいものがあるから入った学校にそんな質問必要なの?」
私はそう返事をしました。

すると彼女は言いました。
「目的って何? どんな大人になるの?」
「学校を卒業して資格を取ること。 自立した大人になるの!」
私はそう返事をしました。

するとまた彼女は言いました。
「資格って何? 自立って何? そんなものなぜ必要なの?」
「資格は自立をするために必要なの。自立は社会人になるために必要なの」
私はそう返事をしました。

するとまた彼女は言いました。
「社会人ってどんな人? 自立してなきゃ社会人じゃないの?」
「社会人は人が大人になるということ。大人になるには自立しなけりゃいけないの」
私はそう返事をしました。

するとまた彼女は言いました。
「自立した大人になりたいのに、大人になるには自立しなきゃいけないの? 社会人になるために自立したいのに、社会人は大人になることなの?」
「……」
私は返事ができませんでした。

すると彼女が言いました。
「結局答えなんて誰も知らないんだよね」
「……」
私は無言でうなずきました。






上記の写真は『空に咲く花』様からお借りしました。(URL:http://sky.itigo.jp/index.html)


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