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ブルームーン

ここでは小米雪の普段の生活で気になるお話をエッセイ形式で書き記していきますw
No  143

言わぬが花?

最近、分子実験という学校の実習でのプレゼンテーションを行なった。
これは、スキムミルク(粉ミルク)のタンパク質を分離して、中に入っているβラクトグロブリンという成分を精製するというものなのだが、そこで先生があるアイディアを出したのだ。
「一つのグループを一つの会社とし、全部の会社でラクトグロブリンがどれだけ取れたか競ってください」
簡単な話、つまらないから実験を使って競ってみようぜっという軽いノリから始まっていると雪は思っている。
ともかく、実験が終わるとその結果からプレゼンテーションを行なわなければならなくなったのだ。
プレゼンテーション。雪の学校ではこれを重視することが多く、しょっちゅう色んな授業でこれを行なっている。
プレゼンテーションとひとえに言っても個人で行なうものからグループで行なうものまで、また自分の意見を述べるものから、ある事柄を説明することまでさまざまである。
今回はグループで、ラクトグロブリンの量やそれまでの実験過程の結果について説明しなければならなかったのだ。
グループで行なうプレゼンテーションの場合、重要になってくるのは協調性であり、協力しながらの役割分担であると雪は思っている。
だが、一グループが4、5人だとすると、その中で何故か頑張る子と頑張らない子に分かれてしまうのである。
実際、グループ全員が協力しているところを見るのはかなり稀である。
勿論、雪のグループにもそういった子たちが居るわけで、
「とりあえず、これとアレをやって明日の何時に集合な」
という伝達事項ですら、守られないのが現実である。
自分の働きを過信してる訳ではないが、雪の場合何故かグループのリーダー的な位置に入ってしまうので、必然的に人よりやることが多くなる。
それでも、他の人の足を引っ張ることには抵抗があるので、全てを終わらせて集合場所に行ってみると……。
やってないというのはまだましである。
まず、来ないのである。
その光景を見た瞬間、はぁと思わず息を吐きたくなる。
とりあえず、来ない子を待っていても仕方がないと来ている半数程度の子達で仕事を進め、発表の準備を進める。
原稿も書き、後は発表だけという状態まで持っていき、読むペースなどを教えて欲しいので、せめてリハーサルには出て欲しいと来なかった子たちに伝えると、返事はするのだが、やっぱり来ないのである。
仕方がないので、発表の直前に原稿を渡すと、当たり前のごとく「あぁ」と受け取る。
その光景が無性に悔しくて、怒鳴ってやりたい衝動に駆られた。
もとより、人より気が短いなぁと自分でも思っているのだが、雪から見れば何故怒らないのだろうということの方が先行するのだ。
グループプレゼンテーションの怖いところはそこで腹が立って止めてしまえば、自分や頑張った子達の評価も下がってしまうのである。逆に、頑張れば頑張るほど、やってない子達の評価も上がるのだ。
不平等ってこういうことなのだろうかと、ため息をつきたくなる現実である。
やらない、来ないというのも雪の中では「いい加減にしろ」と言ってやりたくなるところなのだが、それよりもせめて「ありがとう」や「ごめんね」の一言が欲しいと思う。
同年代の子を見ていて、この子は一体どういう基準をしているんだろうと思う子が多々存在する。
むしろ、自分がおかしいのだろうかとさえ思えてくるのだ。
このプレゼンテーションにしたってそうなのだが、結局彼らからこの類の言葉を聞くこともなかったし、むしろお前は何を怒っているんだというような目で見られた。(いや、最後のは雪の被害妄想かも知れないが)
唯、先ほども言ったが不思議なのは皆そういう子たちを怒らないのだ。
雪が、怒っているとそうだねと同調はしてくれるのだが、決して叱りつけることはしない。
それに対して尋ねると、
「言っても無駄だから」
という返答を返された。
言っても無駄だから叱らないというのであれば、それは永遠にそのまま変わらないのではではないかと思う。
雪の考え方が青臭いと言われればそれまでなのだが、それでもとても悲しい話だと思った。
今回の事件(?)で怒るということに対して考えて見た。
小中高と学校では先生に「あーしなさい」「こーしなさい」と言ってもらい、怒られながら成長した。
しかし、大学に入ると格段に叱られる回数が減ったと思う。
叱られる回数が減ったというより叱ってくれる先生が減ったのだ。
叱らずに何もわからないまま「はい、あなたはここが出来てないからさようなら」と単位を落とされることもあるのだ。
大人になるとはこういうことなのかなと感じる。
自分を見てくれる人が少しずつ減ってきて、自分を叱ってくれる人が少しずつ減ってきて、自分を助けてくれる人が少しずつ減ってくる。
そのことを凄く寂しいと感じた。


「言わぬが花? 2」へ続く

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この記事のコメント

No.364
俺も怒れませんね。言っても無駄と言うのが念頭にあるし、考え方を半ば強引に変えたこともあります。
来ない人は来ない、それはもう仕方が無いと割り切って、それでもしその人の評価が上がっても、その評価通りの力がついていないんだから、いずれ割を食う、とね。
小米雪さんが余計に頑張った分だけ小米雪さんの力になっているはずなのですから。

ただ、言っても何も変わらないという事は、確かにおかしいことであるし、悲しいことですね。。。
2008-01-27 Sun 00:00 | URL | 火酒 #-[ 内容変更]

No.366 火酒さんへ
頭ではわかってるんですけど、やっぱり怒りはなくならず、ふつふつと腹を立てています^^;
言ったら言ったで、「ウザイ!」の一言で終わっちゃいそうですしね……

最近、自分の中の変化を喜ばなくなってきたんですが、こういう風に変わらないものがあるって言うのも寂しいなって思います。

ではでは、コメントありがとうございますw
2008-01-27 Sun 01:08 | URL | 小米雪 #2zzHlsOw[ 内容変更]

No.367
雪さんが思っているように、

この世界は、この星は果たして

上手く廻っているんだろうかね?

勿論、目の前で起こっている出来事も大切なんだけれど・・・


PS

ご訪問及び素敵なコメントに感謝します♪

&ポチッ
2008-01-27 Sun 08:39 | URL | ぷりゅす #-[ 内容変更]

No.370 ぷりゅすさんへ
コメントありがとうございますw
本当に、この世界は上手くまわってるのかなって思う時がよくありますよね^^;
目の前の出来事に気を取られすぎて見えなくなっているものが多いのかもしれません。
2008-01-27 Sun 13:34 | URL | 小米雪 #2zzHlsOw[ 内容変更]

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