キーワード出現率
ブルームーン 失恋はホットケーキの味
FC2ブログ

ブルームーン

ここでは小米雪の普段の生活で気になるお話をエッセイ形式で書き記していきますw
No  166

失恋はホットケーキの味

今回の雪の失恋話を一つ。
雪の片思いはこの終わり方が圧倒的に多いのだが、何故か雪の好きな人が雪の友達を好きになるのだ。
ある意味一番切ないこの結末が雪の周りには多く存在する。
多分、好きな人を前に話しに詰まった雪が共通の友達のことを話すからだろうなっと思う。
とりあえず、この日の出来事をかいつまんで話すと、それは雪の友達Kちゃん(仮)が彼氏と別れることから始まる。Kちゃんは本当に自由で、困った子なのだが、何所か目が話せなくてみんなの妹のような存在の子である。彼女が傍から見ても仲のよさげだった彼氏とテスト中に別れ話を始めたのだ。
別れ話で二日で四キロ痩せちゃったという彼女は痛々しくて、皆で懸命に話を聞いた。
しかし、その時はまだその彼氏とは別れておらず、テストが終わってから13日の晩にきちんと話をしようということになったらしい。
そこでテストが終わり雪と雪の好きな人を始めとする六人でKちゃんの話を聞こうと飲み会を開いた。
別れた方がいいとか放さない方がいいとか、色んな意見が飛び交う中で彼女の中では何時しか別れるという結末ができていたようだ。
後から彼女に聞いた話だが、その飲み会の後彼女が家に帰ると一通のメールが来ていたらしい。
そのメールは雪の好きな人からで「もし彼氏と別れるのであれば付き合って欲しい」というようなことが書かれていたそうだ。雪が彼のことを好きなのを知っていた彼女はかなり悩んでくれたのだろう。
のちに彼女の言葉からその様子が伺えた。
とりあえず、返事を保留にしたまま、彼女は13日を迎えた。彼女の恋人とはやはり付き合えないと、その日にまた感じ彼女は別れを切り出した。時間軸としてはそこで雪からの「彼氏と如何なった?」といったメールが届くことになるのだろう。
彼女は雪「まだ話し合いが終わってないから明日メールする」という返事を返した。
これは雪の勝手な想像でしかないが、彼女の彼氏との話し合いは13日に終わっていたのではないかと思った。
一日彼女が悩んでいたのは、彼氏でも雪の好きな男の子のことでもなく、雪のことだったんではないかと。
そして、14日の晩に彼女から一通のメールが届く。
「彼氏とは結局別れました。雪に、R君(雪の好きな人)のことで相談あんねんけどいい?」
R君がもしかしたらKちゃんを好きかもなっというのは日々一緒にいて雪が感じていたことである。そのため、この一文で全てが見えた気がして、返事を返すのにかなり戸惑ってしまった。
「R君に告白されたん? 付き合うの?」
かなり苦労(?)してそれだけのメールを返した。
「よく分かったな。告白された。もうちょっとして落ち着いたら付き合おうかなっと思ってる」
何と言うのか、一瞬固まってしまった。
頭のどこかで分かっていたから「やっぱり」と思っている自分と、何所か遣る瀬無い自分に挟まれて次のメールが打てなかった。暫く、考えて雪はメールではなく、電話をかけた。
何をいうとか、何をしたいとかではなく、唯彼女の声を聞いて考えたかったのだ。
「もしもし?」
電話口からでるKちゃんの声が何所か弱々しくて、あっ色々悪い方に想像してんだろうなっと冷静に考えてしまった。
とりあえず一言だけ、
「うちがR君がKちゃん好きって分かっていながらこのニヶ月どんだけ不毛な片思いを突き進んでたと思うねん! うちのニヶ月を返せー!」
と怒鳴って見た。
唯、別に真剣に雪が怒っていたとかそういうわけではなく、なんていうかあそこで怒鳴らないと壊れるのは雪の恋ではなく友達関係であったような気がしたのだ。もし、雪が逆なら何も言われないよりも、怒鳴られた方が楽な気がしたのだ。いや、自己満足かもしれないが。
「ごめんな」
彼女の小さな謝罪は無性に悲しく、悔しくなるので、
「チロルチョコの黄な粉もちのやつ! しかも袋入りで!」
と言ってやった。
「えっ!? 何所に売ってんの! コンビニ!?」
電話口からは慌てた彼女の声が聞こえた。
あぁ、もう大丈夫か……と、普段通りに話せている自分とAちゃんからそう思った。
「じゃあ、次に会うとき持って来いよ!」
そう言って電話を切る。
チロルチョコはいつも雪が彼にあげていたお菓子で、元気の源だった。
未練がないとは言わない。
でも、なるようにしかならないと切実に感じた。

長くなりそうなんで「失恋はホットケーキの味2」へ続く

スポンサーサイト




別窓 | エッセイ | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨
<<失恋はホットケーキの味2 | ブルームーン | 残念!>>

この記事のコメント

∧top | under∨
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| ブルームーン |