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ブルームーン 眠れぬ夜に2
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ブルームーン

ここでは小米雪の普段の生活で気になるお話をエッセイ形式で書き記していきますw
No  31

眠れぬ夜に2

この記事は「眠れぬ夜に」の続きになります。


あれは確か雪が小学校四年生くらいのころの話である。
幽霊というと夏というイメージがあるのだが、時期としては丁度今くらいの秋であった。
昼間に飲んだカフェオレのカフェインがいけなかったのか、今となっては原因は思いだせないがその日雪は如何しても眠れなかったのだ。
小さな頃、真夜中という時間が本当にあるのかどうか不思議であった。
いつの間にか眠りについていて、いつの間にか目を覚ます。
その間に存在する自分の知らない時間がどんな風に進んでいるのかは、子供であった雪の一つの謎だったのだ。
その日、眠れなかった雪は折角のチャンスにこの時間を見てやろうと、何だか悪戯をするような気分で時計を見つめていた。
何時しか時計は十二時を越えて、一時、二時と進んでいく。
その辺りだっただろうか。ふと背中になんとも言えない違和感を感じたのだ。
ここで説明しておくと、雪は自分の部屋のベッドにうつ伏せで寝転んでいたのだ。
何やら重く圧し掛かっているようなのである。まぁ、怖い話をするのであればよくある話だ。
意を決して、自分の背中を眺めると、何やら黒いものが見えた。
その時の驚きといったら……言葉で説明できないほどだ。
今はホラー映画なんかを好んで見ている雪であるが、あの頃は幽霊というものが怖かった。
トイレの花子さんにこっくりさん、メリーさんにジェイソン。
よく考えればあの頃は身近なところに怖い話が多く存在したのだ。
話を戻すが、雪の背中に乗っかっている黒いものはよくよく見ると頭であるのだ。
それも、小さな三歳程度の男の子の頭であった。
まぁ、頭もあったのだから勿論体もあったわけで(無ければ多分気絶していてこれほどまでに鮮明に覚えていないだろう)、その男の子は雪の方を何をするわけでもなくじーっと見つめていたのである。
目の大きな男の子だったとは思うのだが、今はもう彼の顔をきちんと覚えてはいない。
正直、彼の印象はその目しか残っていないのだ。
彼は雪の背中に小猿のように抱き付くように乗っかると、唯こちらを見つめ続けた。
話すわけでも、笑うわけでもなく、どんぐりのような目でじーっと。
雪もその時、驚いたことは驚いたのだが、叫ぶ訳でもなく、彼を見つめた。
幽霊といえば透き通っているイメージなのだが、本当にその時は実在の男の子のようにきちんとしていた。
実際、背中にかかる体重も感じていたし、重いのでいい加減退いてくれないだろうかと思ったのを覚えている。
動けない訳ではない。首や上半身は動くのだ。しかし、彼が乗っかっている腰から下が全く動かない。ほふく前進のように這うことも出来ず(元より出来たとしても雪のベッドはどんなに広くない)、暫くの間彼と見つめあうだけの時間が続いた。
今なら不思議に思う。
あの時声が出なかったわけではなかったのだ。多分。
しかし、雪は何も言わなかった。


「眠れぬ夜に3」へ続く

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この記事のコメント

No.39
霊体験って 小さい頃から 処女の頃までが多かったきがします。
クッキリみえたことはないですが なんともいえない体験だったり。
魂がよごれちゃった 今は 全然ないけどw

とくに 深夜2時から5時までが 気が抜けないです><
5時過ぎると なぜか 安堵感が・・・。
2007-10-23 Tue 22:01 | URL | ヨヨ子 #-[ 内容変更]

No.40
雪は金縛りとか未だになりますよ~
うちの家は母親もこんな感じなんで、遺伝ですかね^^;

確かに深夜の2時から5時って何か起こりそうですよね。
5時を過ぎると明るくなってきますしね^^
2007-10-23 Tue 22:24 | URL | 小米雪 #-[ 内容変更]

No.41
深夜2時から5時は
シンはお仕事してまふ。
昨日コメント残そうとして、見ながら寝ちゃったや。。
3も読むぞおおおお。
2007-10-24 Wed 19:25 | URL | 見習猫シンΨ #ap6q.jK2[ 内容変更]

No.44 シンさんへ
そんな時間にお仕事を!?
大変そうですね(>_<)i-201
お疲れ様ですi-229

雪もよくパソコンでレポートを書きながら寝ちゃいますよ~(笑)
起きた後のパソコンには宇宙からのメッセージが……
2007-10-24 Wed 20:04 | URL | 小米雪 #-[ 内容変更]

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