キーワード出現率
ブルームーン 犬も歩けば犯人をあてる7
FC2ブログ

ブルームーン

ここでは小米雪の普段の生活で気になるお話をエッセイ形式で書き記していきますw
No  362

犬も歩けば犯人をあてる7

通学路に大きな書店さんがあります。
とっても大きくて七階建てで、メジャーな漫画からマイナーな専門書なんかまでなんでも揃うんですよw
其処に行くたびに、書店さん自身が一つの大きな本棚みたいでその空間が凄く好きだなぁーと感じます。
自分もブログを書いてる手前こんなこと言うのは変かも知れないんですけど、インターネットが普及した世の中だからこそ、データとして本の中身を売るだけではなく、本をめくった時のなんとも言えない感じや、書店さんの独特の雰囲気を大切にして欲しいなぁーと思います。
今も昔も雪は本屋さんが大好きですw
こんな話をした手前進めにくいですが、本日も連載頑張ります^^

小米雪


『犬も歩けば犯人をあてる』
〈第七回〉

「でも、変ですよね」

 葵が沈黙を破ってそう口にした。

「何がですか?」

「上の階の館山さんの部屋です」

「変ですか?」

「変ですよ。私が見たのは確かに生活観のある素敵なお部屋だったんですから。あの部屋には確かに生活を送っている形跡がありました。私だって一人暮らしですもの。それ位はわかりますよ」

「うーん……勿論あなたを疑っている訳ではないんです。でも、その生活観と言う言葉が如何しても引っかかってましてね」

 山口はまたうーんっと唸った。

 私は今の会話で気付いた。あの時自分が犯した失敗に……。

「グウーン、ギャウ」

 私はそう小さくいうと、葵たちの方を見た。

「なぁに? 何か見つけた?」

 葵は私の近くまで来て、顔を近づける。

「クーン、クーン、フワァー」

 私は何とか自分の考えを葵に知らせようと、足に水を付けるとベランダにスタンプのように押し付けた。

「へ? 何それ? 遊んで欲しいの?」

 葵はその行動を私が遊んでいると判断したらしく、面白そうに自分も指に水を付けて遊び始めた。

 駄目だこりゃ。山口よ。あんただけが頼りだ。

 私は山口の方を見ながら

「グー」

 っと変な声を出して見せた。

 私は一列に手形を三つ付けると、少し離れてまた二つ押し付けた。

 山口はその動作を真剣に見つめる。

 よしよし。

 私は山口が見ていることを確認すると、次は一列に四つの足跡をつけ、また離して二つ付けた。

 気付け……

「河野さん。これって、部屋番号の事じゃないですか?」

 気付いた! 山口! あんたは偉い!

 私は尻尾を振りながら、

「キャンキャウ!」

 と言った。

「そうか……そういうことか。河野さん。この事件わかりましたよ」

「えっ!」

 葵の見開いた目が楽しくて私は尻尾をパタパタと振って見せた。

『犬も歩けば犯人をあてる』〈第八回〉へ続く。

スポンサーサイト



別窓 | 犬も歩けば犯人をあてる | コメント:2 | トラックバック:0
∧top | under∨
<<犬も歩けば犯人をあてる8 | ブルームーン | 犬も歩けば犯人をあてる6>>

この記事のコメント

No.1165
まいど~
七階建ての本屋さん、さすがに都会ですね~
いよいよこの事件も何かクライマックスを迎えそうで、ワクワクしてきました☆

まぁ兎にも角にも、ハムは今日負けてしまいましたが、なかなか思う通りに行かないのが野球ですね~
ではまた
2008-10-22 Wed 00:19 | URL | ヒポユキ #-[ 内容変更]

No.1166 ヒポユキさんへ
まいど~^^
通学に大阪駅を使っているもので、大きな駅の近くにある本屋さんはやっぱり大きいみたいです^^
はいw
小説の方はそろそろ回答編に入りましたw

虎に続いて、ハム残念でしたねー。
ホント、思い通りに行かないものです(>_<)
来年こそは日本シリーズで虎対ハムみたいですね~
ではでは
2008-10-22 Wed 22:29 | URL | 小米雪 #2zzHlsOw[ 内容変更]

∧top | under∨
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| ブルームーン |